テーマ:読書

『福家警部補の追求』by大倉崇裕

“善良な”犯人たちの完全犯罪に隠された綻びを、福家警部補はひとり具に拾いあげながら真相を手繰り寄せていく――。未踏峰への夢を息子に託す初老の登山家・狩義之は、後援の中止を提言してきた不動産会社の相談役を撲殺、登り慣れた山で偽装工作を図る(「未完の頂上」)。動物をこよなく愛するペットショップ経営者・佐々千尋は、悪徳ブリーダーとして名を…
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『動物農場』byジョージ・オーウェル

一従軍記者としてスペイン戦線に投じた著者が見たものは、スターリン独裁下の欺瞞に満ちた社会主義の実態であった……寓話に仮託し、怒りをこめて、このソビエト的ファシズムを痛撃する。(KADOKAWA HPより) 恐ろしい…、の一語につきる物語。
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『狐罠』by北森鴻

店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う〝旗師〟宇佐見陶子。彼女が同業の橘薫堂から仕入れた唐様切子紺碧碗は、贋作だった。プロを騙す「目利き殺し」。意趣返しの罠を仕掛けようと復讐に燃えるなか、橘薫堂の外商の女性が殺され、陶子は事件に巻き込まれてしまうーー騙し合いと駆け引きの世界を巧みに描いた極上の古美術ミステリーシリーズ、第一…
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『珈琲屋の人々』by池永陽

東京は下町の商店街にある『珈琲屋』。主人の行介はかつて、ある理由から人を殺していた……。心に傷を負った人間たちが、『珈琲屋』で語る様々なドラマを七編収録。情感溢れる筆致が冴える連作集。読み終えると、あなたはきっと熱いコーヒーが飲みたくなる。(双葉社HPより) タイトルと表紙絵で反射的に購入してしまった一冊。 ワタクシ…
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『クリスマスのフロスト』byR・D・ウィングフィールド

ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小さまざまな難問が持ちあがる。日曜学校からの帰途、突然姿を消した少女、銀行の玄関を深夜金梃でこじ開けようとする謎の人物。続発する難事件を前に、不屈の仕事中毒にして下品きわまる名物警部のフロストが一大奮闘を繰り広げる。構成抜群、不敵な笑い横溢するシリーズ第1弾!(東京創元社HPより…
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『ロシア紅茶の謎』by有栖川有栖

作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに毒が?表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。エラリー・クイーンのひそみに倣った「国名シリーズ」第一作品集。奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む。(裏カバー内容紹介より) 有栖川有栖…
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『泡坂妻夫引退公演 絡繰篇』by泡坂妻夫

緻密な伏線と論理展開の妙、愛すべきキャラクターなどで読者を魅了する、ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。著者の生前、単行本に収録されなかった短編小説などを収めた作品集を、二分冊に文庫化してお届けする。『絡繰篇』には、大胆不敵な盗賊・隼小僧の正体を追う「大奥の七不思議」ほか、江戸の雲見番番頭・亜智一郎が活躍する時代ミステリシリーズなど、傑作…
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『暗殺教程~都筑道夫コレクション〈アクション篇〉~』by都筑道夫

謀略反乱結社タイガーの野望を阻止しようとする、国際警察秘密ラインのトップ・エージェント、J3こと吹雪俊介を襲う危機また危機。奇想天外な攻防の舞台は、カジノ、スキー場から香港、マカオへ。「暗殺教程」007を日本に初めて紹介した都筑道夫の生んだ伝説のヒーロー、“スパイキャッチャーJ3”が、大長篇、漫画、TVシナリオを通じて、いま蘇る!(…
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『翳ある墓標』by鮎川哲也

トップ屋集団「メトロ取材グループ」の杉田兼助は、同僚の高森映子とともに銀座のキャバレーで取材をするが、協力した映子の友人のホステスが屍体となって発見された。警察の自殺判定に納得がいかない映子は独自に調べ始めるが、彼女も殺害されてしまう――。本格ミステリ界巨匠の異色作品。読み継がれるミステリファン必読の短編「達也が嗤う」を特別収録。(…
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『吸血鬼飼育法 完全版』by都筑道夫

渋谷宮益坂に怪しげな事務所「faa」を構え、所長かつ唯一の所員でもある“一匹狼”片岡直次郎は、警察に頼めないトラブルの収集屋。警官隊の包囲から殺人犯を脱出させる方法やエレベーターで人質にされた少女の救出まで、どんな無理難題も見事に(時には思わぬ手段で)解決する。予測不能な結末必至の活劇連作が、編者の詳細な解説や入手困難な原型となった…
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『ダリの繭』by有栖川有栖

サルバドール・ダリの心酔者の宝石チェーン社長が殺された。現代の繭とも言うべきフロートカプセルに隠された難解なダイイング・メッセージに挑むは推理作家・有栖川有栖と臨床犯罪学者・火村英生!(KADOKAWA HPより) 本年も積読解消計画発動です。 1993年の作品。…約30年前ですか。 有栖川有栖作品を素直に面白…
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『死者を笞打て』by鮎川哲也

鮎川哲也が推理雑誌に発表した短編《死者を笞打て》に盗作の疑いがかかった!? 十年ほど前に石本峯子なる作家が書いた《未完の手記》と内容が同じだと批評家から指摘を受けたのだ。早速、新聞社が取材に訪れ、出版社からは刊行中止の連絡があった。作家生命の危機にさらされた鮎川は、自ら真相究明に乗り出したが……。巨匠の異色作に加え、激レアな短編も併…
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『夢幻地獄四十八景』by都筑道夫

いろは四十八文字になぞらえたタイトルの小品を集めたショート・ショート集。 SFあり、犯罪譚あり、時代劇あり、のヴァラエティにとんだ物語の世界は、万華鏡を覗くように千変万化して楽しい。 装丁・挿絵が真鍋博氏。 このひとの絵柄はシンプルで可愛らしい、と思うときとなんかコワい、と思うときとがあって、その揺らぎもまた楽しい。 …
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『錆びた滑車』by若竹七海

葉村晶は、吉祥寺のミステリ専門書店のアルバイト店員をしながら、本屋の二階を事務所にしている〈白熊探偵社〉の調査員として働いている。 付き合いのある〈東都総合リサーチ〉の桜井からの下請け仕事で、石和梅子という老女を尾行したところ、梅子と木造の古いアパート〈ブルーレイク・フラット〉の住人・青沼ミツエの喧嘩に巻き込まれ、怪我を負ってしま…
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『新装版 46番目の密室』by有栖川有栖

作家デビュー20周年新装化 密室の巨匠が殺された 自らのトリックで――!? 日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。クリスマス、北軽井沢にある彼の別荘に招待された客たちは、作家の無残な姿を目の当たりにする。彼は自らの46番目のトリックで殺されたのか――。火村&有栖川のコンビがは…
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『黒の貴婦人』by西澤保彦

大学の仲間四人組が飲み屋でいつも姿を見かける〈白の貴婦人〉と絶品の限定・鯖寿司との不思議な関係を推理した表題作「黒の貴婦人」ほか、本格ミステリにして、ほろ苦い青春小説、珠玉の短編集。(幻冬舎HPより) 親本の単行本は2003年に出版されているので…、実に17年前ということになりますか。此度再読。ていうか、もう何回も読み返し…
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『マラーを殺した女 暗殺の天使シャルロット・コルデ』by 安達正勝

仏革命の動乱に散った一輪の白ユリ、シャルロット・コルデ。革命の指導者マラーを暗殺した彼女の生涯を、革命の光と影の中に映し出す。〈解説〉西川長夫(中央公論新社HPより) シャルロット・コルデをメインに、フランス革命期の女性たちを描く一冊。 フランス革命マニア(?)のワタクシとしましては、たいへん面白い本でした。
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『悪魔を憐れむ』by西澤保彦

「恩師が跳び降り自殺しないように見張ってほしい」と大学OBの居酒屋店主から頼まれた匠千暁は、現場で待機するも先生を死なせてしまう。 老教師の死の理由を追い、真犯人から〈悪魔の口上〉を引き出す表題作。 刑事の実家で二十三年間続く午前三時の心霊現象の謎と隠された真実を解く「無間呪縛」他、読み応えたっぷり、四つの珠玉ミステリ集。(幻冬…
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『誰の死体?』byドロシー・L・セイヤーズ

実直な建築家が住むフラットの浴室に、ある朝見知らぬ男の死体が出現した。場所柄、男は素っ裸で、身につけているものは金縁の鼻眼鏡のみ。一体これは誰の死体なのか? 卓抜した謎の魅力とウイットに富む会話、そして、この1作が初登場となる貴族探偵ピーター・ウィムジイ卿。クリスティと並ぶミステリの女王が贈る、会心の長編第1作!(東京創元社HPより…
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『悪意銀行』by都筑道夫

洒落た会話と何重にも仕掛けられる罠、激烈な銃撃戦(死者多数)とちょっぴりのお色気、そして結末は完全予測不能。近藤・土方シリーズ第二弾が復活(筑摩書店HPより)。 前作『紙の罠』に続く第二作。 前作同様に近藤・土方の二人が地方選挙のゴタゴタに絡んで、物語はさらにヤヤコシく…。 前作を凌ぐ、とまではいかないかもですが、面白…
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『乱鴉の島』by有栖川有栖

犯罪社会学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。彼の別荘に集まりくる謎めいた人々。島を覆う死の気配。不可思議な連続殺人。孤島という異界に潜む恐るべき「魔」に、火村の精緻なロジックとアクロバティックな推理が迫る。本格ミステリの醍…
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『ドラゴンリップ 刑事・竜めぐみの体当たり捜査』by鯨 統一郎

警視庁捜査一課の美人刑事・竜めぐみ。独断専行気味に捜査を進める彼女は、命令も聞かず、上司の不興を買っている。ホシと睨んだ人物を歯に衣着せぬ物言いで問い詰め、聞き込みの態度は気っ風良く――「女だからって、しかも美人だからって舐めなんじゃないわよ」。三つの殺人事件を華麗に追う、倒叙ミステリー。(双葉社HPより) 全く予備知識な…
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『花髑髏』by横溝正史

名探偵由利先生のもとに突然舞い込んだ差し出し人不明の手紙、それは恐ろしい殺人事件の予告だった。指定の場所へ急行した彼は、箱の裂目から鮮血を滴らせた黒塗りの大きな長持を目の当たりにするが……。(KADOKAWA HPより) いずれも由利麟太郎&三津木俊助コンビの活躍する、 「白蠟変化」 「焙烙の刑」 「花髑髏」 の3編を…
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『難事件カフェ2』by似鳥鶏

隠れ家的喫茶店プリエールに県警秘書室の直ちゃんが持ち込んだのは、企業の御曹司が殺害された事件。事件発生時に一緒に別荘にいた友人三人の犯行は否定され、外部犯の可能性も否定されてしまう。犯人がいない(!?)殺人事件を、店主の季と、元警官でパティシエ役の弟・智はどう解くか?(「第一話」)スイーツが彩る奇妙な三つの事件を、名探偵の兄弟が華麗…
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『黒王妃』by佐藤賢一

彼女は死ぬまで黒衣を愛した──。 現代に続くファッションの礎を築いた王妃カトリーヌ・ドゥ・メディシス(1519-1589) ルネサンス期、フィレンツェで生まれたカトリーヌ・ドゥ・メディシス。政略結婚でフランス王家に入り、やがて王妃となるも、夫アンリ二世の心は愛妾ディアーヌにあり、宮廷では平民の出と蔑まれる。だが、カトリーヌは…
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『死の快走船』by大阪圭吉

白堊館の建つ岬と、その下に広がる藍碧の海。美しい光景を乱すように、海上を漂うヨットからは無惨な死体が発見された……堂々たる本格推理を表題に、早逝の探偵作家の魅力が堪能できる新傑作選。愛憎の末に待つ水中の惨劇を描いた犯罪奇譚「水族館異変」、大晦日の夜更けに町人が集団消失してしまう弓太郎捕物帖「ちくてん奇談」など多彩な作風が窺える十五の…
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縮尻

大阪圭吉の本を読んでいたら、こんな文字が登場。 むむ。これは、いったい…。 なんと読むのか。 正解は、 『しくじり』 と読むのだそうです。 判るような…、判らないような…。 (画像と本文は無関係です)
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『赤毛のレドメイン家』byイーデン・フィルポッツ

美しい万華鏡のようにその姿を変化させつづける、赤毛のレドメイン家をめぐる奇怪な事件は、やがて驚愕の真相へ──。江戸川乱歩が激賞した名作が、満を持して新訳で登場!(東京創元社HPより) 新訳版を購入。 ふむふむふむ、と読んでいったところ…。あれれ?なんだか微妙なデジャヴ感が…。これって、こうなってああなって、で、犯人はあいつ?? …
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『紙の罠』by都築道夫

紙幣印刷用紙が輸送中のトラックから強奪された。犯人は紙幣贋造を狙ったのだろう。そんな計画を察知した近藤庸三は贋造に必要な“製版の名人”の身柄を押さえ、紙強奪犯へ引き渡す取引を思い立つ。しかし、同じ企みを持つ土方と沖田、さらに強奪犯の一味も動き出していた…。二転三転する物語の“結末”は完全に予測不能。奇想天外アクション小説が遂に復活。…
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『歴史はバーで作られる』by鯨統一郎

新進気鋭の歴史学者と史学科の学生がふと入った場末のバー。そこには美人バーテンダーと歴史学者を称する老人の常連客が。4人で歴史談義に花を咲かせているうち、歴史の通説ではありえない珍説・奇説が飛び出し、バーは歴史推理合戦の場へと変貌する。ネアンデルタール人から源義経、八百屋お七まで。歴史の常識を覆す推理合戦が繰り広げられていく連作短編。…
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